初めて精神疾患にかかった話

初めまして。健志郎です。
 
 
私は現在、IT企業でシステムエンジニアとして働いています。

この記事では、自己紹介も含めて、私が初めて精神疾患にかかるまで、そしてそれからどのように生きてきたのかをご紹介します。
 
精神疾患になった人のほとんどは、自分と同じような症状になった人の話を聞いたことはないですよね。
 
そこで、私という一つの具体例を紹介することで、そういった方たちが少しでも共感し勇気づけられるようなことがあれば幸いです。
 
 

お調子乗りだった幼少時代

小さい頃は一言で言ってしまえばお調子者でした。
常に周りにいる人を笑わせること楽しませることだけを考えていました。
 
そして周りの大人も、小さい子が笑わせようとしているのですから、優しく笑ってあげたり微笑んであげたりしますよね。
 
その反応を見て私はますます調子に乗って笑わせようとする、お調子乗りの好循環が働いていましたね。(笑)
 
そしてこの時が人生史上で一番自己肯定感が高かったと思います。。。(泣)
 


徐々に他人の目を気にしだした小学生時代

小学校に入ってからもお調子乗りの調子は良かったです。
母親にある言葉を言われるまでは。
 
それは私が学校の友達を家に呼んだときのことでした。
その時も家に招待した友達を笑わせようと調子に乗っていたのですが、
そんな私に対して母は
 
「友達がいるからって調子に乗らないで」
 
と言いました。
 
事実をありのまま言われたんですが、なぜかその言葉がズシッときて、今までの自分の行いがものすごく恥ずかしくなりました。
 
それからは徐々にお調子乗りから他人の目を気にするおとなしい子へとなっていきました。
 
 

完全に他人の目を気にするようになった中学時代

中学では3年間バスケ部に所属していました。
 
その部活がとてもハードで顧問も厳しく、私は毎日のように怒られていました。
ミスをするたびに散々怒られるので、段々とミスするのが怖くなり消極的なプレーが多くなりました。
 
試合に出ながらにして、パスが来ないようにボールを持っている人と目を合わせなかったり、ディフェンスをかわすのに必死なんだよ感を無理やり出したりしていました。(笑)

その消極性は部活のみならず、私生活にも出てきて常に周りの目を気にしながらコミュニケーションをとるようになりました。

思い返せばこの頃から人間関係に息苦しさを感じていたかもしれません。
 


初めて精神疾患にかかる高校時代

高校は受験で失敗したため、滑り止めで受けた高校に入学します。

そのため、周りの学力は大したことないと感じていたし、実際に入学直後のテストで学年2位になったため、ぶっちゃけ完全に周りを見下していました。

表面上は良く取り繕っても、中身ではそんなことを考えていますから、当然友達もあまりできませんでした。

部活も1年足らずで退部してしまったため、正直学校に自分の居場所というか、属するコミュニティがない状態でした。

そのため当然学校は面白くなく、徐々に休みがちになりました。

そんな日々を過ごしていたある日、あれは高校2年夏でした、
1週間ぶりくらいに学校に行ったとき、授業中に急に動悸、めまい、吐き気が襲い、ぶっ倒れそうになりました。

はじめは自分の身に何が起きているのかさっぱり分かりませんでした。
ただこれは今までにない普通ではない状態だということだけ分かりました。
 
その時は気合で何とか乗り越えたのですが、学校に行くとまた同じようなことが起きるのではないかと考えると、とてもじゃないけど学校に行く気にはなれませんでした。

そして親に正直に学校に行くと体調が悪くなるから行きたくないと打ち明けました。
幸い私の父親はそういったことに理解のある人間で、心療内科の受診を勧めてくれました。

そして病院に行き、そこで適応障害だと診断されました。
高校という特定の環境に入ると症状が出ていたのでそのように診断されました。
 
診断されたときはショックというよりも、

「これって自分だけではないんだ」
「そして薬なんかで良くなんの?日本の医療すごくない?(笑)」

と思い、少し気が楽になりました。
実際、薬を飲むと症状を抑えることができました。

しかし、はじめは学校に行く時だけ不安に襲われていたのが、徐々に日常生活でも不安に襲われるようになりました。

・人と食事をする
・髪を切りに行く
・友達と遊びに行く

そんな今まで何も感じず当たり前にできていたことに抵抗を覚えるようになりました。

大学受験はある程度努力したため無事に志望していた学校に合格しました。
そして、高校卒業とともに心療内科の通院も卒業することとなりました。
 
 

そしてふたたび心療内科に戻った大学時代

大学に入って環境がガラッと変化するため、体調的にしんどい時もあったのですが、
心療内科の通院もやめていたので薬もなく、苦しみながらもなんとか生活していました。

しかし、大学2年生の夏に必須科目の試験を受けているときに、高校の時のように急に動悸、めまい、吐き気に襲われました。

必須科目ということもあり、その単位を落とすと留年が決定するため、知らないうちにかなりのプレッシャーを感じていたようです。

その時も顔面蒼白になりながらも何とかやり過ごしました。単位も取れてました。
しかし、大学でも高校の時と同じように突然の体調不良に襲われたたため、再び心療内科に戻らずにはいられませんでした。

そして病院に行ったところ社会不安障害だと診断されました。
 
大学以外の日常生活でも、極力避けてはいたけど強い不安を感じることがあったため、
そのように診断されました。
 
 
 
社会人となった現在でも心療内科に通院しており、処方してもらう薬を少量頓服し、
だいたいの日常生活は不安を感じつつも、大した不自由なく過ごせています。
 
社会不安障害をはじめとした心の病気は、周りからは理解されづらい部分があり、周りにオープンにできず、一人悩んでいる人は私を含め多いと思います。
 
そんな人を少しでも支えたい、そういった思いで活動してます。
共感してくださる方や悩みを共有したい人は仲良くしてください。
以下、メールに連絡いただけると嬉しいです。
 
連絡先:kenshiro.sadman@gmail.com
 
よろしくお願いします。